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発達障害(アスペルガー症候群)のお子さん向け|苦手なコミュニケーションが身につく方法

発達障害

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発達障害のお子さんやその保護者さまは、それぞれに困りごとを抱えながら、対処や工夫をして生活していることと思います。
私たち家庭教師のあすなろにも、発達障害のお子さんの困りごとについての相談が日々寄せられています。

発達障害の中でもアスペルガー症候群(※)には「対人関係の障害」という特徴があるため、日常生活や学校生活の中での人間関係に困難が生ずるケースが多いようです。コミュニケーションの中から、言葉の裏側に含まれる意味や冗談などを理解することが苦手で、他者との意思疎通がうまくいかずにトラブルになることもあります。
しかし、「苦手」イコール「できない」ではありません!
特性に沿って理解を深めることで、アスペルガー症候群であってもコミュニケーションを学び、身につけることができるのです。

(※現在アスペルガー症候群は、自閉症やカナー症候群などを統合し自閉症スペクトラムと呼ばれています。このブログでは保護者さまの声をもとに、アスペルガー症候群と表記しています。)

アスペルガー症候群の特徴を工夫でサポート

今回は、小学校1年生のアスペルガー症候群のお子さんをお持ちの保護者さまから寄せられた体験談を紹介したいと思います。

はじめは対人関係で困ることもあったようですが、お子さんに合った説明の仕方、数値化・視覚化といった保護者さまの工夫によって、お子さんは今ではたくさんのお友達と楽しく過ごせるようになったそうです。
アスペルガー症候群のお子さんの対人関係でお困りの方は、ぜひこの体験談を参考にしてみてください。

【体験談】アスペルガー症候群の息子が克服した対人関係

わが家の小1の息子についてお話ししたいと思います。
息子は発達障害のうち、アスペルガー症候群と診断されています。
アスペルガー症候群は、コミュニケーションや想像力に障害があり、他人との意思疎通がスムーズに行われにくい傾向があります。また、知能に遅れがない場合が多いため、周囲には「できない」ということを理解してもらうのが難しく、自分の意思で「やらない」のだと誤解されてしまうことがあります。

息子の場合は、特にコミュニケーションの部分に困難があるため、人の気持ちを察することが苦手でした。小学校に入学してからは、他のお子さんとの対人関係で問題を起こすことがたくさんありました。

色々とあった息子の対人関係の問題を、我が家がどのように克服していったのか。
困りごとのシーンにわけてご紹介していきたいと思います。

1.相手の気持ちがわからず言葉のまま受け止めてしまう

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息子は想像力を働かせることが苦手なので、会話の裏側や、行間を読むことがうまくできません。
特に小学校低学年のような小さい子ども同士では、言葉での表現が未熟であるため、双方とも説明不足になっていることがよくあります。
我が家の息子は、その説明の足りていない相手の言葉を鵜呑みにしてしまう特性があるため、お友達との間で行き違いが生じてしまうのです。

例えば放課後に遊ぶ時、息子のお友達は我が家によく遊びに来たがりました。
お友達は遊びに行きたいことをハッキリ言えず、ニュアンスで伝えてくることがあるのですが、息子はそのお友達の希望を行間から読み取ることができません。お友達の希望を読み取れないので、それを断ることもしません。すると、お友達はその希望が通ったと解釈します。
その結果、息子は公園で待ち合わせたつもりで出かけるものの、お友達はみな我が家に集合するというようなことがよくありました。

また、お友達とふざけている中で、冗談半分にからかわれた時にもパニックになって泣き出してしまうこともありました。
ふざけながら「許さないぞ」や「もう遊んであげない」と言われたことを真に受け、「僕はもう許してもらえない、とても大変なことをしてしまったんだ」と傷ついていました。

 

対処方法

相手の気持ちが想像できないということは、当たり前とされている世の中のルールがわからないということでもあります。
受け入れられないわけではないので、知らない、わからないことを知識として育ててあげることがいちばんの対処方法です。

息子が問題を抱えてしまった時は、大きな画用紙を使いながら、ルールを説明してあげました。
例えばお友達と遊ぶ約束をするときのルールについて。
お友達の発言の真意について。
お友達との付き合い方について。
当たり前のことを細かく説明してあげることで、トラブルは少しずつ減っていきました。

また、私の方でもお友達の親御さんにお話しをしていきました。
息子は思い込みの強い性格であるため、迷惑をお掛けすることがあるかもしれないと伝えることで、遊ぶ時に場所を確認してくれたり、会話の中で誤解がないようにと息子のフォローをしてくれる方がたくさんできました。

2.集団行動で場の空気を読めずに自分勝手な行動をしてしまう

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相手の気持ちがわからないことの次に息子が苦手だったのが、集団行動です。
学校の集団行動の一環で、教室内でグループ活動をすることや、校外に出て自然観察をする機会があります。
集団行動では、たくさんのお子さんの希望を一つにまとめていく作業が必要となりますが、息子は集団行動の中で自分勝手な行動をとることがありました。

 

対処方法

家の中では「家でのルール」や「適切な行動の例」などを説明し、息子もある程度はそれに沿って行動することができていました。
しかしそれは家庭という、理解者のいる小さなコミュニティだからできることです。
集団ではたくさんのお子さんの意思が関わってきますし、臨機応変に状況が変わります。
そのため、起こり得るたくさんの状況に合わせた「適切な行動の例」を示すことは困難でした。

そこで、集団内での行動ルールを「数値化」「視覚化」することで、息子が理解しやすいように工夫をしました。集団で何かをする際のルールに番号をつけて順に説明したり、その時にどのようにふるまえばよいのかを教えました。 
他にも、ついお友達と騒ぎすぎてしまうシーンでは、どの場所でどれくらい騒いでも大丈夫なのかを数値化していきました。

■数値化と視覚化の例※保護者さまにいただいた資料をもとに作成したものです。

【声量についての数値を視覚化した「こえのものさし」図】

声量の視覚支援「こえのものさし」
声量の視覚支援「こえのものさし」

どういった距離感の時、どの程度の声量で話すのが適切なのかを示した図です。
距離感以外にも、シチュエーションを当てはめて示すこともあります。
お子さんによってはこういった表を持ち歩き、「今はこのあたりの声量で話すよ」ということを指し示してあげると良いケースもあります。

【ルールの手順を示したリスト】

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ここでは、「お友達の家に行った時」に行なうルールをリスト化してあります。
これらをきちんと行うことで、「お友達やそのご家族に良い印象を持ってもらえる」ことや、それによって「また遊びに来てほしいと思ってもらえる」ということについても説明しました。

上記のような図などを使い、苦手だった対人関係を数字に置き換えることで、周囲とうまくやれる方法が見つけられたと息子本人も喜んでいました。

周囲にフォローをお願いしよう

ルールに従って行動できていたとしても、集団でいると突発的な出来事が生じることもあります。
そこで、家庭でのフォローだけでは対応が難しいと思われる場面では、学校の先生に協力をお願いしていました。

具体的には、集団行動の現場や動きを事前に確認してもらい、当日に対応がスムーズにできるようにしていただきました。実際に問題が生じた時は、その場でルールやどのように行動するべきかを息子に説明してもらえるように対応していただきました。

アスペルガー症候群の息子さんの現在の様子

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以前の息子は、対人関係で何をどうすればよいかわからず、いつも不安を感じていました。
本人なりに周囲に合わせているつもりでも叱られてしまうことも多く、トラブルを起こすたびに自信を無くし、不安感が増していくばかりでした。

工夫を重ねて学校生活を送り、たくさんのケーススタディをこなすことで、息子は着実に学んでいます。最近ではスムーズに集団生活を送れるようになってきました。

今回の対処方法を実践するうちに、サポートする私自身にも発見がありました。
アスペルガー症候群は人の気持ちを察するのは確かに苦手です。しかし、決して学ぶことができないわけではなく、ルールを明文化や数値化して、別の形で学べば良いのだということがわかりました。

最近では毎日たくさんの子とトラブルなく遊べるようになり、息子がお友達に囲まれて笑顔でいる楽しそうな様子を見ていると、発達障害を理解してくださる周囲の方への感謝の気持ちがうまれます。
これからもサポートを工夫して、息子が楽しく過ごせる仕組みづくりをしていきたいと思います。

まとめ

アスペルガー症候群のお子さんをお持ちの保護者さまの体験談は、いかがでしたか?

学習の理解度や適した勉強方法は、どんなお子さんでも一人ひとり異なるものです。発達障害を持ったお子さんの場合は特に、特性に合った工夫が必要です。
「学校や塾の集団指導で、ついていけなくて困っている」「どのように勉強したらいいのかわからない」など、お子さんの勉強で困りごとがあれば、あすなろの無料体験申し込み窓口(お電話・メール)よりお問い合わせください。
私たちが力になれることがあるかもしれません。

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