[公式]家庭教師のあすなろ|東海・北陸・甲信・北海道・中四国で安くて良い家庭教師 https://www.asunaro-kk.com 東海・北信越・北海道・中国・四国エリアで小・中・高生対象の安くていい家庭教師をご紹介。勉強のやり方・コツから指導。家庭教師プロフィールや料金の仕組みなどの詳細情報も公開。 Thu, 28 Mar 2024 02:28:56 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.5.31 【学級崩壊】学力低下の原因にも!お子さんのクラスは大丈夫?学級崩壊の現状と対策 https://www.asunaro-kk.com/2019/04/23/23466/ https://www.asunaro-kk.com/2019/04/23/23466/#respond Tue, 23 Apr 2019 08:36:03 +0000 https://www.asunaro-kk.com/?p=23466 学級崩壊を心配する母親

学級崩壊という言葉を聞いたことがありますか?
学級崩壊は1997年あたりから広く使われるようになった言葉で、学級が集団教育の機能を果たせない状況が継続し、なかなか問題解決ができない状況のことを表しています。

最近は、ニュースで大きく取り上げられるようなこともなく、学級崩壊はひと昔前の話かと思っている方もいるのではないでしょうか。
実は、学級崩壊は現在も全国規模での深刻な問題となっており、特に小学校においては各小学校で1~2クラスが学級崩壊しているとも言われています。

実際、あすなろへのお問い合わせにも、学級崩壊に関するご相談や困りごとが寄せられています。

【あすなろに寄せられるご相談の声】

  • ・学級崩壊していた学年分の勉強は、わからない所がわからない状態。復習をして欲しい。
    (小6女子/保護者さま)
  • ・学級崩壊していて学校に行っていないが、家でも勉強しない。
    (中2男子/保護者さま)
  • ・授業が聞こえないほどクラスがうるさくて授業どころではなく、成績が悪い。
    (中1女子/保護者さま)

学級崩壊によって生じる困りごとは、クラスや学校の中だけにおさまりません。家庭や地域、そしてお子さんの将来にまで影響が出てしまう可能性があるのです。
今回は、お子さんの将来をおびやかす学級崩壊の現状と、学級崩壊によって生じる困りごとへの対策を考えていきたいと思います。

学級崩壊とは

「学級崩壊」という呼び方は、報道などのメディアが使用したことで世間に広まったもので、教育委員会などでは「学級がうまく機能しない状況」と表現されています。
(このブログでは「学級崩壊」の表現を使わせていただきます。)

学級崩壊、すなわち、学級がうまく機能しない状況とは、国立教育政策研究所の学級経営研究会によって以下のように定義されています。

【学級がうまく機能しない状況】の定義
子どもたちが教室内で勝手な行動をして教師の指導に従わず、授業が成立しないなど、集団教育という学校の機能が成立しない学級の状態が一定期間継続し、学級担任による通常の手法では問題解決ができない状態に立至っている場合

学級崩壊で困る教師

上記の定義では具体的な状況について言及していませんが

  • ・児童生徒が授業を受けない
  • ・授業中の私語が多く教職員の指示に従わない
  • ・授業中に立ち歩いたり教室からいなくなる

学級内にこのような状況が生じることで、正常な教育が施せない、教育が受けられない状態が継続していたら、それは学級崩壊と考えてよいでしょう。

なんの問題もなく授業を受けてきた方たちにとっては、信じがたい光景だと思います。

今、学校の中で何が起きているのでしょうか。

学級崩壊の現状

学級崩壊

  • ・先生の話を聞かない
  • ・先生に物を投げる、授業中に消しゴム合戦をする
  • ・授業中に歌を歌う
  • ・先生に怒られても反省しないで先生の悪口を言っている
  • ・授業中に歩きまわり、注意しても暴言を吐かれる
  • ・クラスの半分くらいが新任の若い先生をいじめていた
  • ・学級崩壊で先生が3回も変わった

これはお子さんたちが相談を寄せるサイトから引用してきた、学級崩壊について語られている内容です。これはほんの一部であり、たくさんのお子さんたちが学級崩壊について悩んでいる現実に、事態の深刻さが感じられます。

また、お子さん本人ではなく、親御さんがお子さんの状況についてネットに相談を寄せるケースも多く見られています。

学級崩壊で悩む保護者

  • ・娘のクラスが学級崩壊していて、担任がずっと休んでいる
  • ・発表している子どもに暴言を言ったり暴力をふるう子どもがいる
  • ・休み時間も揉め事ばかりで、5年生にも関わらず毎日誰かが泣いている状態
  • ・授業中さわがしく、生徒同士がケンカしている
  • ・息子のクラスは数名の子が授業を妨害し、注意する先生にも手を出す

教育の場でこのような事態が起きていることに、危機感を感じずにはいられません。
下のグラフからわかるように、学校内における暴力行為の発生件数は、親御さんたちが学生時代だった頃と比べて各段に増えています

学校の管理下における暴力行為発生件数の推移(小学校・中学校・高等学校の合計数)

学校内の暴力行為件数推移グラフ小中高合計
学校内の暴力行為件数推移グラフ小中高合計

文部科学省「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」をもとに作成

また、近年の学級崩壊の特徴として、低学年化が問題視されており、「小1プロブレム」という言葉も生まれているようです。

低学年化する学級崩壊

学級崩壊の低学年化が問題となっています。
平成29年度の文部科学省の調査によると、学校内での暴力行為の発生件数を10年前と比べた時、中学校や高校では減少しているのですが、小学校では5倍以上に増えています。

学校の管理下における暴力行為発生件数の推移(小学校・中学校・高等学校)

学校内の暴力行為件数推移グラフ小中高合計
学校内の暴力行為件数推移グラフ小中高合計

文部科学省「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」をもとに作成

近年では小学校に入学したばかりの1年生のお子さんたちに問題が起きやすい傾向があり、小1プロブレムと呼ばれています。

【小1プロブレムとは】
小学校に入学したばかりの小学校1年生が集団行動が取れない、授業中に座っていられない、話を聞かないなどの状態が数か月継続する状態。これまでは1か月程度で落ち着くと言われていたが、これが継続するようになり就学前の幼児教育との関連や保護者の養育態度が注目され出している。

小1プロブレムは、少子化や幼稚園・保育園教育からの大幅な環境変化など、さまざまな要素や背景が相まって起きていると考えられています。
文部科学省や教育機関でも対策が議論されています。

教育を受ける場である学校で学級崩壊という問題が起きることで、個人個人はもちろん、社会にとっても大きな問題なのです。

学級崩壊によって生じる問題とは

学級崩壊によって生じる問題

学級崩壊によって生じる問題は、一人ひとりのお子さんの人生に大きな影響を与えます。
学級崩壊の影響から学校を休んだり、不登校になってしまうお子さんもいます。中には状況改善が見込まれずに、転校に至るケースも見られるといいます。

また、学級崩壊は教師にとっても深刻な問題です。ストレスから病気になったり、離職せざるを得ない状況になることも多いようです。こういった状況が蔓延すると、教育者が育たず、日本全体の教育環境が悪化していってしまいます。

そして何より、正しく教育を受けられないことは、教育過程にあるお子さんたちにとって大きな問題なのです。
授業が成立しないことによる勉強の遅れや勉強のヌケは、お子さんの学習に想像以上に大きな影響を与えます。冒頭でご紹介した、あすなろへのお問い合わせ事例でもあったように、学級崩壊のさなかだけではなく、学級崩壊が落ち着いた後の勉強へも影響が出てしまうのです。
たとえ一部分であっても、学習内容にヌケやわからない部分ができてしまうと、その後の単元や後々の学年の勉強までもわからなくなってしまうのです。

一度学級崩壊が起きてしまうと、元のように落ち着いた状態に戻るまでに、かなりの時間を要すると言われます。
学級崩壊が起こる前に、事前にくいとめることが理想です。

学級崩壊の兆候をチェック

各教育機関でも、学級崩壊を起こさないような学級の運営を目指して、様々な対策資料が作成されています。教師向けの資料では、クラスの様子から学級崩壊の兆候を把握することがとても重要になってくると書かれています。

ご家庭でも心配があれば、お子さんの学級崩壊の兆候を事前に察知するために、お子さんやお子さんのクラスの様子を把握しておくと安心でしょう。
以下のチェックリストは教師用のものになりますが、お子さんから学校の様子を聞くなどして、学級崩壊の兆候が出ていないか確認してみてください。

【学級がうまく機能しない状況】チェックリスト

  • ① 授業のチャイムが鳴っても、教室に入ってこないグループがある。
  • ② 授業が始まっても、教科書やノートを出さない児童が増えてきた。
  • ③ 授業中、無断で席を立ったり、おしゃべりをしたりする児童がいる。
  • ④ 授業中、落ち着いて話を聞くことができない児童が増えてきた。
  • ⑤ 教師の言動に対して、不満や反抗的な態度をとる児童が増えてきた。
  • ⑥ 強固な仲良しグループが存在し、グループ同士のトラブルがある。
  • ⑦ 暴力行為でけがをする児童、教室内の備品の破損が増えてきた。
  • ⑧ 清掃後でも、ゴミが落ちていたり、ゴミ箱内が片づけられていなかったりする。
  • ⑨ まじめな気持ちで製作した児童の掲示物・作品が少ない。
  • ⑩ 教師の持ち物がなくなったり、いたずらされていたりすることがある。
  • ⑪ おとなしい児童の持ち物が隠されたり、いたずらされていたりする。
  • ⑫ 清掃活動や当番活動を平気でなまける児童が増えてきた。

≪埼玉県教育委員会 教師用指導資料 より引用≫

学級崩壊の原因はさまざま

学級崩壊の原因はさまざま

学級崩壊のきっかけひとつではありません。
発育段階によっても、学級崩壊の原因やきっかけが違ったりもします。

小学校の低学年は成長が未熟な段階でもあるため、先生にかまってほしくて授業を妨害することがあります。そういった言動が他の子どもに連鎖し、最終的に学級全体が崩壊してしまうこともあるようです。
同じ小学校でも高学年では、ストレスや学校への反発反抗から意図的に授業を妨害するケースが多くなります。

もちろん、このようにお子さんの動向がきっかけとなる学級崩壊もありますが、それ以外にも

  • ・先生の力量
  • ・お子さんの育成環境
  • ・発達障害を持ったお子さんの増加

こういった様々な要因が合わさって学級崩壊は起きていくと考えられています。

学級崩壊への対策

地域や各機関の動き

PTAと教育機関

増加する学級崩壊への対策として、学校はもちろん、地域やPTAも動いています。
教科担任以外の先生が授業を見回りしたり、地域によっては、保護者の方が交代で授業の見回り役をされている学校もあるそうです。

文部科学省では、指導困難となっている学級に対し、複数の教員によるきめ細やかな指導ができるよう、非常勤講師を配置するなどの対策をしています。各地域の教育委員会でも、実態把握や指導資料の配付、研修会や会議の開催などによる支援が行われています。
また、様々な問題からお子さんを守るため、法務省が「子どもの人権SOSミニレター」を全国の小中学校で配っています。

学級崩壊は、いじめなど様々な困りごとを内包しています。身近な大人には相談しにくいというお子さんの場合は、こういった手段を利用してみるのも有効だと思います。
法務省HP:子どもの人権SOSミニレター

勉強の遅れへの対策

勉強のつまずきはわからない所まで戻って

学級崩壊による勉強の遅れや勉強のヌケは、そのままにしないことが大切です。
わからない部分を残したまま勉強を進めていっても、関連する単元や後々の学年の内容もわからなくなってしまいます。

そういったお子さんの場合、一度わからない所まで戻って理解を身に付けることが大切です。中学生の勉強のつまずきでも、原因は小学校の単元の理解ができていないことにあった。ということもあるのです。
応用問題をたくさん解くよりも、教科書に沿って基礎を見直していきましょう。

勉強についてのお悩みはあすなろまで

近年の学校教育の状況は複雑化していて、お子さん自身はもちろん、親御さんもお悩みを抱えているケースが多いです。
学級崩壊をはじめとした困りごとでは、お子さんの心身の調子はもちろん、勉強の遅れなど、学業への影響も不安に感じられると思います。

勉強が遅れている。
わからない所をそのままにしてしまっている。

お子さんの勉強についてお困りごとがあるという方は、“家庭教師のあすなろ”までお気軽にご相談ください。
あすなろでは、お子さんの理解や勉強の状況に合わせた指導を行っています。一人ひとりにピッタリの勉強のやり方を提案し、お子さんのやる気を引き出すことを大切にしています。

あすなろの勉強方法が気になるという方は、“無料の体験授業”をお試しください。

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小学生・中学生の不登校原因に?!子どものゲーム依存対処法 https://www.asunaro-kk.com/2019/02/25/22522/ https://www.asunaro-kk.com/2019/02/25/22522/#respond Mon, 25 Feb 2019 08:50:29 +0000 https://www.asunaro-kk.com/?p=22522 ゲームばかりしている子ども

不登校のお子さんがゲームばかりして困っている。そんな声をネットやSNSでよく見かけます。
実際、不登校のお子さんを持つ親御さんからあすなろにいただくお問い合わせには
「不登校中の子どもがゲームばかりして、全く勉強しない」
「不登校で部屋に引きこもっているが、ゲームばかりしているようだ」
こんな声が多く寄せられています。

ゲームに夢中になるあまり生活リズムが狂ってしまうと、特別な理由がなくても不登校に発展しやすい状況になってしまいます。
また、ゲーム以外の要因で不登校が始まった場合も、不登校中の生活がゲーム中心となってしまうケースは少なくありません。

昨年6月には世界保健機構(WHO)が「ゲーム障害」を疾病として認定しました。
ゲーム障害とは、ゲームへの過度な依存症のことで、世界では死亡例も出ています。
日本でも厚生労働省がゲーム障害の実態調査に乗り出す予定です。

ゲームには、従来からあるテレビにつなぐタイプだけでなく、PCやスマホで遊べるものも数多くあります。高校生はもちろん、小学生や中学生のお子さんへもスマホが普及している近年では、ゲームがより身近なものになっています。

今回は不登校とゲーム依存について考えていきたいと思います。

ゲーム好きは不登校になりやすい?

ゲーム好きは不登校になりやすい?

ゲーム、依存、不登校、この3つの言葉を聞いて良い連想をする方は少ないと思います。

「うちの子もゲームが好きだけど、不登校になってしまうの?」と心配される親御さんもいるかもしれません。
「不登校になる前に、ゲームを取り上げてしまおうか」もちろん、そんな考えが浮かぶ気持ちもわかります。

しかし、ゲームが好きだからといって不登校になるわけではありません。
何事もそうですが、大切なのはバランスです。
勉強や部活、ゲーム以外の趣味などにもしっかり気持ちが向いていれば、ゲームが好きなことはそこまで問題視しなくても大丈夫でしょう。

ゲームには娯楽を目的としたもの以外にも、学びの要素が強いものも数多く存在しています。お子さんがどんなゲームをしているか、聞いてみるのも良いでしょう。
まずは家庭内でルールを作り、決められた範囲内で楽しめるように様子を見ていくことが大切です。
もし、お子さんがゲームばかりしている状況の方は、それ以上依存が悪化しないように対処する必要があります。
小学生や中学生のお子さんはもちろんですが、高校生のお子さんもまだまだ成長過程にあるので、親御さんが生活を管理することが必要です。

依存はすぐ身近にあるものです。依存とは何か、そしてゲーム依存への対処法をブログ内で紹介しています。

不登校のお子さんとゲーム依存の関係

不登校中は精神的に不安定

不登校中のお子さんは、ゲームに依存しやすい状況にあるといえます。
多くの大人もゲームを楽しむ現代では「不登校で好きなゲームを1日中できるなんてうらやましい」そんな声も聞こえてきそうです。
「学校に行かないでゲームばかりなんて甘えだ」と感じる方もいることでしょう。

しかし、不登校中にゲーム依存が起きてしまう場合、純粋に楽しむためではなく不安定な気持ちを安定させるために、ゲームという手段を選んでしまっているケースが存在するのです。
不登校になると罪悪感や不安が強まり、精神的に不安定になりやすいため、心のバランスを取り戻そうと何かにのめりこんでしまうことがあるといいます。
そのため、不登校のお子さんからゲームを取り上げれば依存が解決するという問題ではないのです。

しかし、いくらゲームで気持ちが安定するといっても、ゲーム依存によるデメリットが大きいのは誰の目にも明らかです。
ゲーム依存、そして不登校の解決のためには、お子さんを無理矢理ゲームから引きはがすのではなく、根本的な問題の改善と、症状への対策を考えていかなくてはなりません。
そのためには、まずはお子さんの気持ちを知ることがいちばん大切になってきます。

不登校の原因は?気持ちに寄り添ってサポートを

子どもに寄り添う両親

お子さんが不登校になった原因や理由がわからない、という親御さんは少なくありません。
実は、不登校になったお子さん自身にも明確に言葉に表せる理由がわからないということもあるのです。
そして、その言い表せないこと自体が、不登校のお子さんを苦しめる要因のひとつになってしまいます。うまく言い表せない気持ちも含めて、親御さんはお子さんの言葉にじっくり耳を傾けてあげてください。
「なぜできないの」などの否定はせず、とにかくどんなことでも話させてあげてください。

不登校中のお子さんがすでにゲーム依存になっている場合、お子さん本人の努力だけで依存から抜け出すことは容易ではありません。
親御さんは「こうしてみよう」という提案やサポートで、お子さんの後押しをしてあげてください。

ゲーム依存のお子さんの状況をより理解するために、依存とは何かを考えていきたいと思います。

「依存」はすぐ身近にある

「依存、依存症」よく耳にする言葉ですが、どういう状態のことを言うのでしょうか。

厚生労働省は「依存症」についてこう表現しています。

特定の何かに心を奪われ、「やめたくても、やめられない」状態になることです。
人が「依存」する対象は様々ですが、代表的なものに、アルコール・薬物・ギャンブル等があります。
このような特定の物質や行為・過程に対して、やめたくても、やめられないほどほどにできない状態をいわゆる依存症といいます。

《厚生労働省 「依存症についてもっと知りたい方へ」より引用》

依存症と聞いて多くの人がイメージするのは、アルコール、タバコ、ギャンブルかもしれませんね。
しかし、依存について考える時に大切なのは対象物だけではありません。

依存症の診断には専門的な知識が必要ですが、特に大切なのは本人や家族が苦痛を感じていないか、生活に困りごとが生じてないか、という点です。

アルコール、薬物、ギャンブル等、依存しているものは人それぞれですが、依存症に共通することは、家族とのケンカが増える、生活リズムがくずれる、体調をくずす、お金を使いすぎるなど何かしらの問題が起きているのにも関わらず、ほどほどにできない、やめられない状態に陥っているということです。このような状態にある場合、依存症と同じように対応を考える必要があるといえます。

依存症のことを考えるときに大事なのは、そのことによって本人や家族が苦痛を感じているのかどうか、生活に困りごとが生じているのかどうか ということです。
本人や家族が苦しんでいるのであれば、それは改善が必要な状態ですので、依存症に関する正しい知識を身に付け、適切な対応をとっていくことが必要といえます。

《厚生労働省 「依存症についてもっと知りたい方へ」より引用》

依存症の正式な定義には、1日何時間以上、何ヶ月続いている、などあるかもしれません。
それを「うちの子はまだ大丈夫」という判断材料にするよりは、お子さん本人やご家族の生活に困りごとが生じているかどうかが大切なのです。
お子さんが学校に行けない、夜眠らないでゲームをしている、これはあるべき生活リズムがくずれて困りごとが生じている状態です。

たかがゲーム、うちの子はまだ、と見過ごしてしまうと、より深刻な状況を招いてしまう可能性も出てきます。

ゲーム依存が進むとこんな症状も

家庭内暴力を心配する母親

専門機関が患者を対象に、ゲーム依存の実態調査を行ったところ
朝起きられない、欠席、成績が低下、以外にも

  • ・食事をしない
  • ・物を壊す
  • ・家族に対する暴力
  • こんな困りごとも発生していることがわかりました。

    さらには、家に引きこもることで活動量が少なくなり、身体機能への影響が出ることもあるといいます。10代の少年の肺年齢が52歳という診断を受けたケースも存在しています。

    厚生労働省の調査では、中学生や高校生のおよそ52万人がゲームなどへのネット依存の可能性があると推計されています。小学生を含めるともっとこの数は増えると思われます。
    うちの子はまだ大丈夫とは考えず、気になることがあれば早めに対処していきましょう。

お子さんのゲーム依存への対処法

ゲームを手にするお子さんがいる親御さんに知って欲しい、ゲーム依存への段階的な対処法をご紹介します。
困った時は信頼できる周りの人や医療機関などに頼ってください。
親御さんだけ、もしくは家族内だけで困りごとを抱え込んでしまわないことが一番大切です。

ゲーム依存の対策はルール作りから

ゲームはルールを決めて

ゲーム依存にならないために大切なのは、ゲームが習慣化する前にルールを決めることです。

ゲームを買った瞬間から依存症になるわけではありません。
また、ゲームを与えなければよいという問題でもありません。スマホでできるゲームや、自宅以外の場所でゲームをするなど手段は様々です。
大人ですらゲーム依存になってしまうことがあります。自己管理能力が発達段階である小学生や中学生、高校生のお子さんならなおのことです。

時間や条件など、本人と話し合いをしてルールを作り、親御さんが管理していきましょう。

生活リズムがくずれ始めてしまったら

生活リズムがくずれる子ども

お子さんの生活リズムがゲームによってくずれてきている場合は、ゲーム依存が不登校の引き金になったり、不登校が長期化する原因となってしまう可能性が出てきます。

小学生、中学生、そして高校生の成長過程にあるお子さんにとって、夜ふかしや昼夜逆転は心身に大きな影響を与えます。成長のバランスが乱れる、太りやすくなる、脳への影響で学力が低下する…、数えればキリがありません。
生活リズムがくずれてしまったお子さんと話をする際に、心身に与える影響を伝えてみるのもよいでしょう。
また、先にも触れたように、無理にお子さんをゲームから引き離すことが依存の解決にはならないので、ゲーム以外の興味をもてそうな物事、環境を提案したり一緒に探してみるのも良いでしょう。

昼夜逆転、生活リズムの乱れへの対策については過去のブログ(生活リズムの乱れが不登校の続く原因に!?)でもご紹介しているので参考にしてみてください。

生活に大きな支障が出てしまったら

専門機関に相談を

お子さん自身の努力や、ご家族の協力があってもゲーム依存の改善が難しい場合は、専門機関へ相談に行きましょう。
たかがゲームのことで、とは考えないでください。
家族に暴力をふるってしまう、心身に影響が出るという、こういったゲーム依存の最悪のケースで、つらい思いをされるのは、ご家族とお子さん本人です。少しでも症状が軽いうちに、行動を起こしましょう。

依存症での受診は、心療内科、精神科、メンタルクリニックが一般的です。
近年ではゲームやネット依存を専門にした病院もあり、そこではより専門的な治療を受けることが可能です。
とはいえ、内科などの病院以外にかかったことがない人にとって、こういった病院の受診は気が引けてしまうこともあるようです。
依存は脳の機能に問題が出ている状態です。努力だけで簡単に解決はできません。風邪をひいたら内科に行くように、依存の症状にも適切な病院と治療方法があるのです。

お子さんが受診を拒む場合には、まず親御さんだけで相談に行くという方法もあります。病院に相談してみましょう。

最後に

不登校中のお子さんは、外から見える以上に様々な想いを抱えています。
今回のゲーム依存をはじめ、様々な困りごとをお持ちのご家庭があると思います。
そのひとつに、不登校による勉強の遅れも含まれてきます。
あすなろへのお問い合わせでも、

  • 「不登校期間の勉強遅れを取り戻したい」
  • 「不登校でも勉強遅れが出ないよう自宅で勉強したい」
  • 「不登校でも高校受験・大学受験の勉強がしたい」

などといった声をよく聞くことがあります。
あすなろでは、このような不登校のお子さんにもしっかりと対応できるよう、専門の知識を持ったスタッフ・家庭教師を用意して対応しています。

もし不登校のことでお困りでしたら、まずはお気軽にご相談ください。
このブログが困りごとの一助となれば幸いです。

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生活リズムの乱れが不登校の続く原因に!? https://www.asunaro-kk.com/2019/01/15/21917/ https://www.asunaro-kk.com/2019/01/15/21917/#respond Tue, 15 Jan 2019 08:46:54 +0000 https://www.asunaro-kk.com/?p=21917 昼夜逆転した生活リズム

お子さんが学校へ行くことができない状態が続くと、親御さんは「どうして学校へ行けないんだろう?」と不安になってしまうと思います。
文部科学省の調査では、不登校が継続する理由として回答数が多かったのものに「いじめや友人関係」「身体の調子が悪い、不安がある」「無気力」、そして「朝起きられない」があります。
朝起きられないから学校に行けない、と聞くと「怠けている」「そんなことで?」と感じてしまう方もいるでしょう。

昼夜逆転した生活リズム

不登校中であるお子さんの多くは、生活リズムが昼夜逆転してしまいがちです。
きっかけが夜更かしであったとしても、朝起きられない状態が長く続くと、うつ病になってしまうなど、本人の意志だけでは改善できなくなってしまうケースもあるのです。

また反対に、「朝起きられるようになったことで不登校が改善した」というケースも見られます。
お子さんの不登校が続いているという方は、現状を悪化させないために、まずはお子さんの生活リズムを見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。

今日は、朝起きられない原因と、その対策について考えてみたいと思います。

朝起きられないと不登校になりやすい?

寝坊

「朝起きられない」これはお子さんに限ったことではありません。
大人でも布団の中で「起きたくないなぁ」「会社に行かずに寝ていたい」などと考えることは、よくあることではないでしょうか。

文部科学省が行った「不登校に関する実態調査*」では、「朝起きられないなど、生活リズムの乱れ」が不登校のきっかけのひとつであると答えたお子さんは34.2%不登校の続く理由のひとつに同理由を選んだお子さんが33.5%もいるのです。
(*文部科学省が、平成18年度に不登校であった生徒の5年後の状況等の追跡調査を平成23年度より調査研究会を設けて調査・分析を実施したもの)

この数字は、不登校のきっかけのうち「先生との関係」や「勉強がわからない」を超える数値です。
「朝起きられない」は決して、そんなこと、と見過ごしてはならない問題なのです。

お子さんが朝起きられない原因とは?

病気

もし、朝起きられないお子さんをお持ちで、起きられない理由がわからないという方は、「どうして起きられないのか」じっくりお子さんと向き合って話をしてみてください。
もしかするとお子さん自身が、どうして起きられないのか自分でもわからず、不安になったり悩んでいるかもしれません。
明確な理由が聞き出せなくても、「朝になると具合が悪くなる」「夜布団に入っても眠くならない」など、お子さんの言葉から解決の糸口が見つかるかもしれません。

朝起きられない原因として、すぐに思いつくのが夜更かしや低血圧だと思いますが、「実は病気だった」というケースも存在します。
もちろん病気ではなくても、夜更かしなどの生活リズムの乱れから朝起きられないケースも、そのままにしてしまうことはNGです。
昼夜逆転を続けていくと、不登校が悪化する可能性があるからです。

朝起きられない原因と対処方法

ここからは朝起きられない原因と対処法をご紹介していきます。

朝にめまい、頭痛や腹痛が起きる

頭痛

夜は元気なのに、朝になるとめまいや頭痛、腹痛などの体調不良が起きる場合は「起立性調節障害」の可能性があります。
起立性調節障害とは思春期によくみられる病気で、自律神経がうまく働かなくなってしまい、血圧の調整が適切に機能せず、めまいなどの症状が出ます。
症状が重いと、一日中起き上がれなかったり、失神して倒れてしまうこともあります。

【起立性調節障害の代表的な症状】

めまい

・立ちくらみ、めまい
・朝起きられない、午前中は体調が悪い
・立っていると気分が悪くなる
・疲れやすく、少し動いただけで動悸や息切れをしてしまう

起立性調節障害はなまけていると勘違いされてしまうことも多く、病気の認知と理解が大切です。
自分の意志で解決できることではないので、上記の症状がお子さんに思い当たる方は病院を受診することをおすすめします。
起立性調節障害については過去のブログ(起立性調節障害かも?朝起きられない、頭痛、腹痛などの不調)でも紹介しているので、参考にしてみてください。

眠れない、夜中に目が覚めてしまう

不眠症

眠りたいのに眠れない…。

これは多くの人が経験したことがあると思いますが、身体的にも精神的にもとてもつらいことです。
まずは、その眠れないつらさを親御さんが受け止めて、共感することが大切です。
「携帯をいじっているからでしょう」「昼寝しているからよ」などと否定的な言葉をかけてしまいがちですが、まずはお子さんの気持ちに寄り添ってあげましょう。
「眠らなくては」と力んでしまったり、「今日も眠れなかったらどうしよう」と不安になってしまうことは、さらなる不眠をまねく要因にもなりえます。
まずは起床時間と就寝時間を毎日一定の時間に決めましょう。

朝日

眠れなくても就寝時間になったら布団に入ります。
眠れなかったとしても、決めた朝の時間になったら起床し太陽の光を浴びましょう。
人間の体は朝日を浴びることでメラトニンを生成し、このメラトニンが睡眠を促進させます。

こうやって少しずつ体に睡眠のリズムとパターンを覚えさせていくのです。
初めのうちは寝不足になると思うので、起床後にもう一度睡眠を取ったり、昼間に仮眠を取ってください。
また、寝室の環境をリラックスできるように整えるなど睡眠習慣を整えてみましょう。
照明の色を暖色系の電球色にする、アロマを使う、などがおすすめです。
また、日中に体を動かさないと疲れず寝つきが悪くなるので、身体を動かすことも大事です。

色々と試してみても不眠が続く場合は、睡眠障害の可能性や別の疾患が隠れているケースもあるので、病院を受診して適切な治療を受けましょう。

計画的に生活リズムを整える

スケジュール帳

不登校が長期化すればするほど、昼夜逆転になりやすく、またそのサイクルから抜け出すのが容易ではなくなってきます。
規則正しい生活を送るために、お子さん自身に一日をどう過ごすのかスケジュールを立ててもらいましょう。
人に言われたからではなく、自分で決めたことをこなしていくことは達成感にもつながります。
スケジュールが無理をしすぎないように、親御さんも一緒に確認してあげてくださいね。

最後に

不登校の期間が長ければ長いほど学校の勉強に遅れが出てしまいます。
あすなろへの問い合わせでも、

  • 「不登校期間の勉強遅れを取り戻したい」
  • 「不登校でも勉強遅れが出ないよう自宅で勉強したい」
  • 「不登校でも高校受験・大学受験の勉強がしたい」

などといった声をよく聞くことがあります。

あすなろでは、このような不登校のお子さんにもしっかりと対応できるよう、専門の知識を持ったスタッフ・家庭教師を用意し対応しています。

もし不登校のことでお困りでしたら、まずはお気軽にご相談ください。

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【小中学生向け】今日から始める!勉強に集中できる部屋づくり3つのポイント https://www.asunaro-kk.com/2018/11/22/21264/ https://www.asunaro-kk.com/2018/11/22/21264/#respond Thu, 22 Nov 2018 10:05:55 +0000 https://www.asunaro-kk.com/?p=21264 子どもの勉強部屋

こんにちは。あすなろスタッフです。

あすなろには、小学生や中学生のお子さんを持つ親御さんから
「うちの子勉強しないんです」
「勉強が嫌いで困っています」

というようなご相談をたくさんいただきます。

机に向かっても集中できない
やる気が出ない
ゲームばかりしてしまう

もともと勉強が嫌いではなかったとしても、勉強の大切さに気付く前の年齢でこのような状態が続いてしまうと、勉強がイヤになってしまうかもしれませんね。

「家で勉強ができないなら塾にでも行かせたほうがいいのかな」と考えているようでしたら、その前にまずはお子さんの勉強部屋を見直してみませんか?
勉強に集中できない状況が改善するかもしれません。

部屋を変えるだけ、そんなことで?と思われるかもしれませんが、勉強をする場所の環境はとても大切です。家での勉強時間が長い子どもほど成績が良い、という統計もあります。
勉強嫌いのお子さんこそ、家での勉強習慣がつくようにしてあげたいですね。
勉強部屋を集中できるように整えることは、すぐに始められ、なおかつ効率的な勉強へのステップなのです。

今日は、勉強に集中できる部屋づくりのポイントを紹介していきたいと思います。

勉強に集中できる環境をつくろう

ゲームやスマホをする子どもに悩むお母さん

勉強中なのに、ついゲームをしてしまったり、スマホを触ったりして困っている。
こんな困りごとがある場合、お子さんはどんな部屋で勉強していますか?

よっぽど気持ちの切り替えが上手か、勉強が好き!というお子さんでない限り、手近にゲームやスマホ、マンガなどがあれば、ついつい触ってしまっても仕方がありません。

欲求を自制することがいかに難しいかは、大人になった私たちでも経験することではないでしょうか。

ダイエットをしているのに、ついお菓子を食べてしまうから、お菓子を家に置かないようにした。
筋トレが続かないから、ジムに申し込んで自分を追い込んだ。
こんなふうに大人ですら、やるしかない環境に自分を追い込むことで、やるべきことを続けている人は多いです。

まだ成長過程にあるお子さんにとって、欲望をおさえることは大人よりもっと難しいのです。
勉強をやらなくてはいけないとわかっている。でも、できない。
そんなお子さんの気持ちを理解し、後押ししたり支えてあげることが必要です。

まずは、すぐにでも始められる勉強部屋づくりから始めてみませんか。

勉強に集中できる部屋づくり 3つのポイント

思い立ったらスグ始められる、勉強に集中できる部屋づくりのポイントを3つご紹介します。
勉強が嫌いだったり、苦手だからこそ、きちんと勉強に向き合えて集中できる部屋づくりを心がけましょう。

今回は勉強部屋が子ども部屋という仮定でご紹介させていただきますが、リビングであっても基本は同じです。すぐ始められることばかりですので、ぜひ試してみてくださいね。

①勉強に関係ないものを部屋に置かない

勉強に集中

誘惑のもととなるゲームやマンガ、スマホも勉強中は部屋に置かないようにしましょう。

ついつい触ってしまう、という勉強に関係のないものは、勉強時間の間は思いきって部屋の外に出してしまうことをおすすめします。
実際には触らないとしても、そこにあるというだけで意識してしまい、集中の妨げとなります。

また、ゲームなど以外でも視界に入ってきやすいものや気になるもの、例えば好きなアイドルのポスターや趣味で集めているものなどは、勉強机から見えない位置に移動しましょう。
人間の脳は、意識していなくても目から入ってくるたくさんの情報を常に処理しています。
入ってくる情報が多ければ多いほど、脳はその処理に追われてしまい、本来集中すべきことに全力で取り組めなくなってしまうのです。

勉強する時は、勉強に関係ないものをなるべく部屋に置かない、目につかない所に移動するようにしましょう。

②勉強机で集中と達成感を得る

勉強机

お子さんの勉強机の上は、教科書や参考書、プリントで山積みになっていませんか?
たくさん勉強できているような感じに見えるかもしれませんが、NGです。

先程の、勉強に必要ないものは部屋に置かない原理と一緒で、山積みの資料も勉強中の教科への集中の妨げとなります。
勉強机の上には、その時勉強している教科に必要なものだけ出すようにしましょう。

勉強机の使い方をもうひとつ。
あすなろの社長直伝、達成感を得られる勉強机の使い方です。

勉強を始める時、引き出しの中にはその日勉強する分のテキストやプリントだけを入れておきます。
今から使う教科分を勉強机の上に出し、使い終わったら本棚などへ片付けます。
引き出しの中には終わっていない教科だけが残るので、勉強が進むほどに減っていき、最後には空になるという、目で見える達成感が得られます。

目で見える達成感は、意欲ややる気につながりやすいので、ぜひ取り入れてみてください。
勉強机に引き出しがついていない場合は、専用の入れ物を作ってもいいですね。

③照明を選んで集中力アップ

電球の色

昼光色、昼白色、電球色。
照明用の電球売り場で、どの色にするべきかを迷った経験はないでしょうか。
実は、照明の色ごとに脳に与える影響が違うのです。

【電球による色の違い】
昼光色:青っぽい色。集中力を高めて脳を覚醒させるが、疲れやすい。
昼白色:太陽の光に近く自然な色。
電球色:暖かみのある落ち着いた色。リラックス効果がある。

昼光色の照明は集中を促しますが、就寝時にも興奮状態が続き、リラックスを妨げてしまうかもしれません。
また、電球色の照明はリラックス効果から、暗記モノの勉強に向いているとも言われていますが、細かい文字を読むのには適していません。

最近では明かりの色を調節できる照明器具もありますが、1色しか選べない場合は昼白色を選ぶと良いでしょう。

また、照明は色だけでなく明かりの強さにも気をつけましょう。
よく見えるからと明るくすれば良いというものではありません。
強すぎる明かりは、成長期のお子さんにとって目の負担となります。暗過ぎだけでなく、明る過ぎも視力低下を招く原因となるのです。
勉強中に手元に影ができる状態も、視力悪化や集中力が下がる原因となるため、机上にスタンドを置くなどして調整してあげましょう。

まとめ

家族で協力

今日からでもすぐに始められる勉強に集中できる部屋づくり、いかがでしたか?
勉強できない原因は、お子さん自身ではなく環境にある可能性も大きいのです。

勉強がはかどる環境をつくるには、自己管理が難しい小学生や中学生のうちは特に、ご家族の協力が大切になってきます。
自分は勉強しているのに、家族は仲良くテレビを観ている。それでは気になってしまって、勉強に集中できませんよね。
誰かが頑張っている姿を見ると、不思議と自分も頑張りたくなるものです。

お子さんの勉強時間中は、ご家族も何かに取り組んでみる時間にしてみるのもいいですね。
特にご両親が何かに打ち込んでいる姿は、お子さんへのお手本だったりエールとなるかもしれません。
家族で時間を決めるなどして、長く続けられる方法で、お子さんが力いっぱい頑張れる環境づくりをしてあげてください。

勉強についてのお悩みはあすなろまで

勉強に集中できない。やる気がない。勉強しているのに成績が上がらない。
お子さんの勉強についてお困りごとがあるという方は、“家庭教師のあすなろ”までお気軽にご相談ください。
あすなろの指導は、「お子さんのやる気を引き出して、自発的に勉強できるようにする」ことをモットーにしており、たくさんのお子さんを成績アップにつなげることに成功しています。
あすなろの勉強方法が気になるという方は、“無料の体験授業”をお試しください。

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https://www.asunaro-kk.com/2018/11/22/21264/feed/ 0
【小・中学生向け】誰でも簡単に勉強の習慣が身に付く3つのポイント https://www.asunaro-kk.com/2018/10/29/habits-of-study/ https://www.asunaro-kk.com/2018/10/29/habits-of-study/#respond Mon, 29 Oct 2018 07:40:23 +0000 https://www.asunaro-kk.com/?p=20904 勉強中の子ども

こんにちは。家庭教師のあすなろスタッフです。

小学生・中学生のみなさん、毎日家で勉強する習慣はありますか?
小学生・中学生のお子さんをお持ちの方、お子さんは毎日家で勉強していますか?
家庭教師のあすなろに頂くお問い合わせには
「子どもが家で勉強しない」
「やる気がなくて勉強に手がつかない」
というご相談がとても多いです。

特にテストが返却された後の時期には、勉強へのやる気が下がりがちです。テストまでは毎日勉強していたのに、テスト結果を見てやる気がなくなってしまったなんて経験はないでしょうか。

今回は、やる気に左右されずに勉強ができるようになる「小学生・中学生の勉強習慣が身に付くコツ」についてお話ししたいと思います。

一夜漬けのテスト勉強は記憶に残らない?!

一夜漬けで勉強

勉強する習慣がないお子さんは、テストの直前になってあわてて一夜漬けで勉強をする傾向があります。
実を言うと、私自身が小・中学生時代はテスト直前だけ勉強する一夜漬けタイプの生徒でした。
夜遅くまでのテスト勉強のせいで、眠くて集中力も散漫な状態でテストに挑んでいました。
それでも返ってきたテストの結果がそれほど悪くはなかったので、ずっと一夜漬けのテスト勉強を続けていたのです。
しかし、予告なしに行われた抜き打ちテストが私にとって勉強方法を考え直すキッカケとなりました。
定期テストではそれほど悪くない結果が取れていたにもかかわらず、抜き打ちテストではひどい点数を取ってしまったのです。

なぜ点数が取れなかったのでしょうか。
理由は記憶する仕組みにありました。
ドイツの心理学者、エビングハウスによると記憶した内容は1日経つと、74%も忘れてしまうそうです。
記憶として定着させるには、繰り返すことが必要だということがわかっています。

一夜漬け直後の定期テストでは、勉強内容の記憶が残っていたため問題が解けていたのでしょう。
抜き打ちテストの時には、せっかく頑張って勉強した内容だというのに記憶に残っていなかったのでしょうか。
この体験で、一夜漬けの勉強がいかにその場しのぎの勉強方法だったかを痛感しました。

成績アップの秘訣である「勉強の習慣化」とは

突然の抜き打ちテストなど、どんなテストの時でも良い点数を取るには、勉強内容を記憶に残すために繰り返し勉強すること、つまり勉強する習慣が大切だとわかりました。
実際、どんなテストでもきちんと点数が取れているお子さんの多くは、家での勉強習慣ができています。
「ローマは一日にしてならず」という有名なことわざがありますよね。大きなことを成し遂げるには努力の積み重ねが必要なのだという、古くからある教訓です。
勉強に置き換えると、「志望校合格」や「テストで目標点を取る」には、継続して勉強をする必要があるということです。

とは言っても、継続して勉強を続けることの大変さや難しさは私もよく知っています。
そこで、以前の私のように一夜漬け勉強をしている人でも、簡単に勉強習慣が身に付けられる方法をご紹介したいと思います!

そもそも習慣とは、「夜寝る前に歯磨きをする」といった意識しなくても身体が自然と動くような行為を意味します。
歯磨きは生まれつき持った能力ではなく、お母さんやお父さんに「虫歯ができるから歯を磨きなさい」と言われて、歯を磨く行為が「習慣化」されたものです。
歯磨きを自然とするように、継続して勉強するには「勉強を習慣化」することが必要です。
勉強が習慣化できると、勉強そのものへの苦手意識や抵抗感が少なくなるというメリットもあります。

ここからは勉強を習慣化するための3つのポイントをご紹介します。
勉強習慣がないというお子さんはぜひ試していただきたいです。
また、この習慣化のポイントは勉強だけでなく、ダイエットや日記などの「続けたいけど続かない」を解決する方法にもなるので、ぜひ保護者さまもご一緒にお試しください!

勉強を習慣化するための3つのポイント

では、勉強の習慣化のポイントを英語の勉強を例に見ていきましょう!
習慣化は3つのポイントを意識することで身につくと言われています。

①小さな変化から始めよう

本を読む

1つ目のポイントは、小さな行動からスタートして徐々に大きくすることです。

1日に10分だけ、2ページだけ英語の本を読む、と決めて3週間ほど頑張って続けてみましょう。
ここで大事なのが、決めた時間や分量以上は続けずにストップすることです。
せっかくやる気を出して始めたのだから、と意気込んで読み進めるのではなく、「もっと読みたい!」という気持ちが残る程度でやめておくことがポイントなのです。
あらかじめ読む本を決めておいたり、2ページ分を何分間で読むといったように、始める前に行動を明確にしておきましょう。

小さな行動から取りかかって続けていくうちに、行動はしだいに習慣化されていきます。
習慣化されてきたら徐々に時間や分量を増やして、大きな目標をクリアしていくことも達成感があり、成長を実感できるので試してみてくださいね。

②具体的な目的をイメージしよう

イメージする

2つ目のポイントは、習慣化の目的を具体的にイメージすることです。

「英語の本を読もう!」と決めた瞬間が一番やる気が高い時です。
しかし、みなさんも経験があると思いますが、やる気にはムラがあるものです。
やる気が下がってしまうと、せっかく続いていた英語の本を読むことをやめてしまったりもします。
習慣化に取り組む前に「なぜ英語の本を読むのか」という、習慣化の目的を具体的にイメージすることが、やる気に左右されず続けるためには必要なのです。

目的をイメージする時は「英語が苦手だから」などのばくぜんとしたものではなく、「外国の人たちと英語で話せるようになりたいから」や「英検に合格したいから」と言った具体的な目的をイメージしましょう。
目的が具体的なものであればあるほど、英語の本を読むという行動はやる気に左右されない「必然的な行動」に変わっていきます。

目的だけでなく、「目的を達成した自分の姿」をイメージをすることも大事です。
「外国の人たちと英語でペラペラ話している自分」や「英検に合格して喜んでいる自分」の姿を毎日イメージすることで、やる気が上がり「習慣化」がさらに身に付くでしょう。

③目的や目標を宣言する

目標を掲げる

習慣化3つ目のポイントは、目的や目標を宣言することです。

家族や友達など身の周りの人に「外国の人と英語で話せるようになる!」と目的を宣言をすることで、その人から達成状況を気にしてもらえますし、何より自分自身に良い緊張感がうまれてくるのです。
学校で先生に「英検に合格したい!そのために毎日英語の本を読みます」などと伝えてみるのもいいですね。
「最近は英語の本をちゃんと読んでいる?」など、きっと先生も気にかけて応援してくれるはずです。

目的が達成された時も、宣言した人たちにうれしい報告ができれば、喜びもアップしますよね。
ぜひ、目的や目標を自分だけのものにせずに周りの人に伝えてみてください。

まとめ

いかがでしたか?「勉強の習慣化」意外と簡単に始められそうではありませんか?
勉強習慣がない小学生・中学生のお子さんや、一夜漬けでテスト勉強をしている小学生・中学生のお子さんは、ぜひ今日から「勉強の習慣化」に取り組んでみてください。
まずは少しの変化から。小さな一歩が目標のゴールへと連れていってくれるのです。
応援しています!

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