勉強の習慣がつかない…その原因と今日からできる対策

更新日：2025年6月20日 勉強方法

「うちの子、勉強が続かなくて…」と感じたことはありませんか？

「勉強しなさい」と声をかけても、なかなか机に向かわない、始めてもすぐやめてしまう。
そんなお悩みを持つ保護者さまは少なくありません。でも、それは決して意志が弱いからではないんです。
実は、勉強を続けるには「習慣化の仕組み」が必要です。

今回は、勉強が習慣にならない原因と、今日からできる具体的な対策についてお話しします。

習慣がつかない子に共通する3つの落とし穴

まず、勉強が続かないお子さんにはいくつか共通点があります。その代表的なものが、次の3つです。

1つめは、勉強する時間がバラバラなこと。
毎日違う時間に勉強しようとすると、脳がうまく切り替わらず、学習スイッチが入りにくくなります。一定の時間に決まった行動をとることが、習慣化にはとても大切です。

2つめは、何をやるかが決まっていないこと。
例えば、「とりあえず教科書を開いて…」だけでは始まりません。具体的な目標や計画がないと、気持ちが続かないものです。

3つめは、集中できる環境が整っていないこと。
テレビの音、スマホの通知、兄弟の声…。気が散る要素が多いと、せっかくやる気になってもすぐに集中が切れてしまいます。

今日からできる！習慣づけのコツ

「じゃあ、どうしたら勉強の習慣がつくの？」と思われた保護者さま。安心してください。今日からでも始められる工夫があります。

まずは、勉強時間を固定すること。
たとえば「毎日17時からは宿題タイム」と決めてしまうのがおすすめです。お子さんの生活リズムに合わせて、無理のない時間帯を選びましょう。

次に、「やることリスト」を作ること。
「1日3問だけ問題を解く」など、小さな目標でOKです。終わったらチェックを入れるだけでも、達成感が得られて続けやすくなります。

そして、集中できる環境づくりも大切です。
音や光、座る場所など、お子さんが落ち着ける環境を一緒に整えてみてください。学習に使う机や椅子を決めておくだけでも効果があります。

また、できたことを見える形で記録するとモチベーションが上がります。
シール帳やチェックシートなど、視覚的に成果が分かるものを活用してみましょう。

最後に、完璧を求めすぎないこと。
毎日少しずつでも、「今日もやったね！」と声をかけることが大切です。

発達特性がある子は特に仕組みがカギ

ADHDなどの発達特性があるお子さんは、始めること、続けることが特に難しい傾向があります。
これは性格ではなく、脳の特性によるもので、意志の問題ではありません。

そのため、やる気に頼るよりも、やれる仕組みを作ることが効果的です。

たとえば、決まった順番で行動するルーティンを決めたり、声かけやタイマーを使ってスタートのきっかけをつくったりすると、行動が起こしやすくなります。

保護者さまのサポートが習慣の補助輪になってあげると、お子さんは安心して行動できるようになります。

家庭教師が習慣のきっかけになることも

毎日一緒に勉強を見るのが難しい…という保護者さまには、家庭教師の活用も一つの方法です。
決まった曜日・時間に訪問することで、自然と勉強時間が固定されます。

また、一緒にやることで、お子さんがひとりでは取り組みにくい勉強にも安心して挑戦できるようになります。学習の進め方や方法も丁寧にフォローしてくれるため、勉強の型を身につけやすいのもメリットです。

無理なく、安心して勉強に取り組める環境づくりに、家庭教師は心強い味方になってくれるかもしれませんね。

まとめ

勉強の習慣がつかないのは、努力不足でもやる気がないわけでもありません。習慣化の仕組みが整っていないだけかもしれないのです。

まずは、小さなステップで「できた！」という体験を重ねることから始めてみてください。
勉強が嫌いになる前に、ちょっとした工夫を取り入れて、無理のない習慣づくりをしていきましょう。

家庭でのサポートが難しいときは、家庭教師などの外部の力を借りるのも大切な選択肢です。お子さん一人ひとりに合った方法で、学びを応援していきましょう。

勉強のお悩みはあすなろまで

お子さんの勉強についてお困りごとがあるという方は、“家庭教師のあすなろ”までお気軽にご相談ください。
あすなろの指導は、「お子さんのやる気を引き出して、自発的に勉強できるようにする」ことをモットーにしており、たくさんのお子さんを成績アップにつなげることに成功しています。

あすなろの勉強方法が気になるという方は、“無料の体験授業”をお試しください。