【高3・中3向け】入試間近！避けたいNG行動リスト

更新日：2025年12月9日 勉強方法

焦りが生む「負のループ」を断ち切るために

「勉強しているのに成績が伸びない」
「最近ずっとイライラしている」
こんなお子さんの様子に、心配や不安を感じている保護者さまも多いのではないでしょうか。

受験直前という時期は、緊張や焦りがピークに達しやすく、親子ともに気持ちが揺らぎやすいタイミングです。こうした焦りが原因で、お子さんがかえって逆効果な行動をとってしまうこともあります。

今回は、そんなNG行動を3つ取り上げ、それぞれに対して保護者さまが冷静にできるサポート方法をご紹介します。
生活と学習の土台を整えるために、ぜひご家庭での対応に活かしてみてくださいね。

NG行動リストと保護者さまの冷静なサポート

1. 睡眠時間を削ってまで勉強すること（睡眠不足）

夜遅くまで机に向かっている姿を見ると、「頑張っているな」と応援したくなりますよね。
でも、睡眠不足は体調不良や集中力の低下、さらには記憶の定着にも悪影響を及ぼします。
受験直前の体調不良は、取り返しのつかない事態を招くかもしれません。

そんな時は、「戦略的な休養」を提案してみましょう。
できれば夜12時までには寝る習慣を守らせてあげてください。特に週末の午前中には、15分程度の仮眠を取ることで、脳の疲れをリセットしやすくなります。

2. 勉強法をコロコロ変えること（勉強法のブレ）

SNSや友だちの話を聞いて、「あっちの参考書の方がよさそう」「このやり方が効くらしい」と、直前になって新しい方法に飛びついてしまうお子さんもいます。

でも、これは「隣の芝生は青く見える」状態。
新しい方法を習得する時間が足りず、結局は今までの積み重ねが崩れてしまうことにも。

そんな時は、「今までやってきたことを信じて続けよう」と声をかけてあげましょう。
たとえば、「この問題集、ここまで理解できてるのすごいよね」と具体的にできている部分を一緒に確認すると、自信にもつながります。

3. 無理な情報収集やSNSでの不安の共有

ネット上には、過去問の平均点や他人の合否体験、さらには「〜すべき」論があふれています。
こうした情報に過剰に触れることで、かえって不安が膨らみ、心のバランスを崩すことも少なくありません。

このようなときには、「情報遮断」を意識的に行いましょう。家庭の中を「安心・安全な場所」として演出することが大切です。
たとえば、「夕食後の15分だけ情報を見る時間」と決めて、その時間以外はSNSやネットを控える約束をすると、お子さん自身も安心して集中できます。

合格力を高める「最後の土台」を整える

この時期、点数を劇的に伸ばすのは簡単ではありませんが、体調とメンタルを安定させることならまだまだ間に合いますし、それが最終的な合否に大きな影響を与えることも。

お子さんの食事や睡眠リズムを整えること、時には「大丈夫だよ」とやさしく声をかけること。
こうした保護者さまのサポートこそが、最後の「合格力」を支える大切な要素です。

お子さんにとって、ご家庭が一番の応援団であり続けられるよう、今できるサポートをぜひ意識してみてください。