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【学級崩壊】学力低下の原因にも!お子さんのクラスは大丈夫?学級崩壊の現状と対策

勉強方法

学級崩壊を心配する母親

学級崩壊という言葉を聞いたことがありますか?
学級崩壊は1997年あたりから広く使われるようになった言葉で、学級が集団教育の機能を果たせない状況が継続し、なかなか問題解決ができない状況のことを表しています。

最近は、ニュースで大きく取り上げられるようなこともなく、学級崩壊はひと昔前の話かと思っている方もいるのではないでしょうか。
実は、学級崩壊は現在も全国規模での深刻な問題となっており、特に小学校においては各小学校で1~2クラスが学級崩壊しているとも言われています。

実際、あすなろへのお問い合わせにも、学級崩壊に関するご相談や困りごとが寄せられています。

【あすなろに寄せられるご相談の声】

  • ・学級崩壊していた学年分の勉強は、わからない所がわからない状態。復習をして欲しい。
    (小6女子/保護者さま)
  • ・学級崩壊していて学校に行っていないが、家でも勉強しない。
    (中2男子/保護者さま)
  • ・授業が聞こえないほどクラスがうるさくて授業どころではなく、成績が悪い。
    (中1女子/保護者さま)

学級崩壊によって生じる困りごとは、クラスや学校の中だけにおさまりません。家庭や地域、そしてお子さんの将来にまで影響が出てしまう可能性があるのです。
今回は、お子さんの将来をおびやかす学級崩壊の現状と、学級崩壊によって生じる困りごとへの対策を考えていきたいと思います。

学級崩壊とは

「学級崩壊」という呼び方は、報道などのメディアが使用したことで世間に広まったもので、教育委員会などでは「学級がうまく機能しない状況」と表現されています。
(このブログでは「学級崩壊」の表現を使わせていただきます。)

学級崩壊、すなわち、学級がうまく機能しない状況とは、国立教育政策研究所の学級経営研究会によって以下のように定義されています。

【学級がうまく機能しない状況】の定義
子どもたちが教室内で勝手な行動をして教師の指導に従わず、授業が成立しないなど、集団教育という学校の機能が成立しない学級の状態が一定期間継続し、学級担任による通常の手法では問題解決ができない状態に立至っている場合

学級崩壊で困る教師

上記の定義では具体的な状況について言及していませんが

  • ・児童生徒が授業を受けない
  • ・授業中の私語が多く教職員の指示に従わない
  • ・授業中に立ち歩いたり教室からいなくなる

学級内にこのような状況が生じることで、正常な教育が施せない、教育が受けられない状態が継続していたら、それは学級崩壊と考えてよいでしょう。

なんの問題もなく授業を受けてきた方たちにとっては、信じがたい光景だと思います。

今、学校の中で何が起きているのでしょうか。

学級崩壊の現状

学級崩壊

  • ・先生の話を聞かない
  • ・先生に物を投げる、授業中に消しゴム合戦をする
  • ・授業中に歌を歌う
  • ・先生に怒られても反省しないで先生の悪口を言っている
  • ・授業中に歩きまわり、注意しても暴言を吐かれる
  • ・クラスの半分くらいが新任の若い先生をいじめていた
  • ・学級崩壊で先生が3回も変わった

これはお子さんたちが相談を寄せるサイトから引用してきた、学級崩壊について語られている内容です。これはほんの一部であり、たくさんのお子さんたちが学級崩壊について悩んでいる現実に、事態の深刻さが感じられます。

また、お子さん本人ではなく、親御さんがお子さんの状況についてネットに相談を寄せるケースも多く見られています。

学級崩壊で悩む保護者

  • ・娘のクラスが学級崩壊していて、担任がずっと休んでいる
  • ・発表している子どもに暴言を言ったり暴力をふるう子どもがいる
  • ・休み時間も揉め事ばかりで、5年生にも関わらず毎日誰かが泣いている状態
  • ・授業中さわがしく、生徒同士がケンカしている
  • ・息子のクラスは数名の子が授業を妨害し、注意する先生にも手を出す

教育の場でこのような事態が起きていることに、危機感を感じずにはいられません。
下のグラフからわかるように、学校内における暴力行為の発生件数は、親御さんたちが学生時代だった頃と比べて各段に増えています

学校の管理下における暴力行為発生件数の推移(小学校・中学校・高等学校の合計数)

学校内の暴力行為件数推移グラフ小中高合計
学校内の暴力行為件数推移グラフ小中高合計

文部科学省「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」をもとに作成

また、近年の学級崩壊の特徴として、低学年化が問題視されており、「小1プロブレム」という言葉も生まれているようです。

低学年化する学級崩壊

学級崩壊の低学年化が問題となっています。
平成29年度の文部科学省の調査によると、学校内での暴力行為の発生件数を10年前と比べた時、中学校や高校では減少しているのですが、小学校では5倍以上に増えています。

学校の管理下における暴力行為発生件数の推移(小学校・中学校・高等学校)

学校内の暴力行為件数推移グラフ小中高合計
学校内の暴力行為件数推移グラフ小中高合計

文部科学省「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」をもとに作成

近年では小学校に入学したばかりの1年生のお子さんたちに問題が起きやすい傾向があり、小1プロブレムと呼ばれています。

【小1プロブレムとは】
小学校に入学したばかりの小学校1年生が集団行動が取れない、授業中に座っていられない、話を聞かないなどの状態が数か月継続する状態。これまでは1か月程度で落ち着くと言われていたが、これが継続するようになり就学前の幼児教育との関連や保護者の養育態度が注目され出している。

小1プロブレムは、少子化や幼稚園・保育園教育からの大幅な環境変化など、さまざまな要素や背景が相まって起きていると考えられています。
文部科学省や教育機関でも対策が議論されています。

教育を受ける場である学校で学級崩壊という問題が起きることで、個人個人はもちろん、社会にとっても大きな問題なのです。

学級崩壊によって生じる問題とは

学級崩壊によって生じる問題

学級崩壊によって生じる問題は、一人ひとりのお子さんの人生に大きな影響を与えます。
学級崩壊の影響から学校を休んだり、不登校になってしまうお子さんもいます。中には状況改善が見込まれずに、転校に至るケースも見られるといいます。

また、学級崩壊は教師にとっても深刻な問題です。ストレスから病気になったり、離職せざるを得ない状況になることも多いようです。こういった状況が蔓延すると、教育者が育たず、日本全体の教育環境が悪化していってしまいます。

そして何より、正しく教育を受けられないことは、教育過程にあるお子さんたちにとって大きな問題なのです。
授業が成立しないことによる勉強の遅れや勉強のヌケは、お子さんの学習に想像以上に大きな影響を与えます。冒頭でご紹介した、あすなろへのお問い合わせ事例でもあったように、学級崩壊のさなかだけではなく、学級崩壊が落ち着いた後の勉強へも影響が出てしまうのです。
たとえ一部分であっても、学習内容にヌケやわからない部分ができてしまうと、その後の単元や後々の学年の勉強までもわからなくなってしまうのです。

一度学級崩壊が起きてしまうと、元のように落ち着いた状態に戻るまでに、かなりの時間を要すると言われます。
学級崩壊が起こる前に、事前にくいとめることが理想です。

学級崩壊の兆候をチェック

各教育機関でも、学級崩壊を起こさないような学級の運営を目指して、様々な対策資料が作成されています。教師向けの資料では、クラスの様子から学級崩壊の兆候を把握することがとても重要になってくると書かれています。

ご家庭でも心配があれば、お子さんの学級崩壊の兆候を事前に察知するために、お子さんやお子さんのクラスの様子を把握しておくと安心でしょう。
以下のチェックリストは教師用のものになりますが、お子さんから学校の様子を聞くなどして、学級崩壊の兆候が出ていないか確認してみてください。

【学級がうまく機能しない状況】チェックリスト

  • ① 授業のチャイムが鳴っても、教室に入ってこないグループがある。
  • ② 授業が始まっても、教科書やノートを出さない児童が増えてきた。
  • ③ 授業中、無断で席を立ったり、おしゃべりをしたりする児童がいる。
  • ④ 授業中、落ち着いて話を聞くことができない児童が増えてきた。
  • ⑤ 教師の言動に対して、不満や反抗的な態度をとる児童が増えてきた。
  • ⑥ 強固な仲良しグループが存在し、グループ同士のトラブルがある。
  • ⑦ 暴力行為でけがをする児童、教室内の備品の破損が増えてきた。
  • ⑧ 清掃後でも、ゴミが落ちていたり、ゴミ箱内が片づけられていなかったりする。
  • ⑨ まじめな気持ちで製作した児童の掲示物・作品が少ない。
  • ⑩ 教師の持ち物がなくなったり、いたずらされていたりすることがある。
  • ⑪ おとなしい児童の持ち物が隠されたり、いたずらされていたりする。
  • ⑫ 清掃活動や当番活動を平気でなまける児童が増えてきた。

≪埼玉県教育委員会 教師用指導資料 より引用≫

学級崩壊の原因はさまざま

学級崩壊の原因はさまざま

学級崩壊のきっかけひとつではありません。
発育段階によっても、学級崩壊の原因やきっかけが違ったりもします。

小学校の低学年は成長が未熟な段階でもあるため、先生にかまってほしくて授業を妨害することがあります。そういった言動が他の子どもに連鎖し、最終的に学級全体が崩壊してしまうこともあるようです。
同じ小学校でも高学年では、ストレスや学校への反発反抗から意図的に授業を妨害するケースが多くなります。

もちろん、このようにお子さんの動向がきっかけとなる学級崩壊もありますが、それ以外にも

  • ・先生の力量
  • ・お子さんの育成環境
  • ・発達障害を持ったお子さんの増加

こういった様々な要因が合わさって学級崩壊は起きていくと考えられています。

学級崩壊への対策

地域や各機関の動き

PTAと教育機関

増加する学級崩壊への対策として、学校はもちろん、地域やPTAも動いています。
教科担任以外の先生が授業を見回りしたり、地域によっては、保護者の方が交代で授業の見回り役をされている学校もあるそうです。

文部科学省では、指導困難となっている学級に対し、複数の教員によるきめ細やかな指導ができるよう、非常勤講師を配置するなどの対策をしています。各地域の教育委員会でも、実態把握や指導資料の配付、研修会や会議の開催などによる支援が行われています。
また、様々な問題からお子さんを守るため、法務省が「子どもの人権SOSミニレター」を全国の小中学校で配っています。

学級崩壊は、いじめなど様々な困りごとを内包しています。身近な大人には相談しにくいというお子さんの場合は、こういった手段を利用してみるのも有効だと思います。
法務省HP:子どもの人権SOSミニレター

勉強の遅れへの対策

勉強のつまずきはわからない所まで戻って

学級崩壊による勉強の遅れや勉強のヌケは、そのままにしないことが大切です。
わからない部分を残したまま勉強を進めていっても、関連する単元や後々の学年の内容もわからなくなってしまいます。

そういったお子さんの場合、一度わからない所まで戻って理解を身に付けることが大切です。中学生の勉強のつまずきでも、原因は小学校の単元の理解ができていないことにあった。ということもあるのです。
応用問題をたくさん解くよりも、教科書に沿って基礎を見直していきましょう。

勉強についてのお悩みはあすなろまで

近年の学校教育の状況は複雑化していて、お子さん自身はもちろん、親御さんもお悩みを抱えているケースが多いです。
学級崩壊をはじめとした困りごとでは、お子さんの心身の調子はもちろん、勉強の遅れなど、学業への影響も不安に感じられると思います。

勉強が遅れている。
わからない所をそのままにしてしまっている。

お子さんの勉強についてお困りごとがあるという方は、“家庭教師のあすなろ”までお気軽にご相談ください。
あすなろでは、お子さんの理解や勉強の状況に合わせた指導を行っています。一人ひとりにピッタリの勉強のやり方を提案し、お子さんのやる気を引き出すことを大切にしています。

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