発達障害のあるお子さんの高校進学：どんな選択肢がある？

更新日：2024年3月6日 発達障害

発達障害のあるお子さんの高校進学は、多くの保護者さまにとって大きな悩みのひとつです。
「どの学校が合っているのか」「将来のためにどんな進路が良いのか」と不安を感じることもあるでしょう。
お子さんの特性や希望に応じた選択肢を知り、納得のいく進路選びをすることが大切です。

進路の選択肢

発達障害のあるお子さんの進路には、さまざまな選択肢があります。
それぞれの特徴を知り、お子さんに合った道を考えていきましょう。

1. 全日制高校

全日制高校は、一般的な高校生活を送りたいお子さんに適しています。
ただし、学校ごとにサポート体制が異なるため、支援員の配置や特別支援コースの有無などを事前に確認しておくことが大切です。

2. 定時制・通信制高校

定時制高校は、夕方以降に授業が行われるため、朝の通学が難しいお子さんにも対応できます。
通信制高校は、学習のペースを自分で決められるため、集団生活が苦手なお子さんや、体調に波があるお子さんに向いています。

3. 専門学科高校

工業・商業・農業など、特定の分野に特化した高校もあります。
職業スキルを身につけながら学習できるため、将来の就職を意識しているお子さんに適しています。

4. 特別支援学校（高等部）

知的障害や発達障害のあるお子さんを対象とした学校です。
学習だけでなく、社会生活や職業訓練のサポートが充実しているため、卒業後の自立を目指すうえで有効な選択肢になります。

5. チャレンジスクール・エンカレッジスクール

東京都のチャレンジスクールや大阪府のエンカレッジスクールなど、学び直しを支援する高校もあります。
少人数制で個別対応が充実しているため、集団生活が苦手なお子さんにも安心です。

6. 高等専修学校

特定の職業スキルを身につけることを目的とした学校で、美容・調理・デザインなどの専門分野を学ぶことができます。
高校卒業資格が取得できる学校もあるため、将来の進路に合わせて選択できます。

7. サポート校

通信制高校と提携し、学習や生活面の支援を行う学校です。
通学型やオンライン型などさまざまなスタイルがあり、お子さんに合った学習環境を選べます。

8. 職業能力開発センター

高校進学をせず、直接職業スキルを身につける選択肢として、職業能力開発センターもあります。
実践的なスキルを習得しながら就職を目指せるため、すぐに働きたいと考えているお子さんにも適しています。

お子さんに合った進路を見つけるために

進路選びは、お子さんの特性や将来の目標に合わせて慎重に進めることが大切です。学校の見学や体験入学、進路相談などを活用しながら、情報を集めましょう。

お子さんが安心して学べる環境を選ぶことで、充実した高校生活を送ることができます。
保護者さまのサポートがあれば、お子さんも自信を持って新たな一歩を踏み出せるはずです。ぜひ、お子さんと一緒に最適な進路を考えてみてください。

家庭教師のあすなろには、発達障害に関する資格を持ったスタッフが在籍しています

家庭教師のあすなろでは、発達障害のお子さん一人ひとりの特性に適したサポートが行えるよう「発達障害コミュニケーション指導者」の資格を持ったスタッフや、専門スタッフが在籍しています。

勉強のやり方や進め方についても、一人ひとりに合わせた工夫をしていけるのが家庭教師の強みです。
お子さんに合う勉強方法についてお悩みの保護者さまは、家庭教師をやる、やらないは別にして、まずは無料体験申し込み窓口（お電話・メール）よりお問い合わせください。

お子さんの学習の状況や普段の様子、困りごとなどについてお聞かせいただくことで、私たち家庭教師のあすなろが力になれることがあるかもしれません。