中間テスト1か月前から始めよう。勉強が苦手なお子さんのための無理のないスケジュール
更新日: 勉強方法
夏休みが明けて学校生活が始まると、
「一か月後には中間テストなのに、まだ家庭学習の習慣がない」
「勉強が苦手な子に、どこから声をかければよいのだろう」
と心配になる保護者さまもいらっしゃるかもしれませんね。
勉強が苦手なお子さんのための無理のないスケジュール
テスト前だからと急に毎日何時間も勉強しようとしても、普段机に向かう習慣がないお子さんには大きな負担になりやすいものです。
大切なのは、最初から完璧を目指すことではなく、「短い時間でも始められた」を重ねることです。
中間テストまでの一か月を、四つの段階に分けて考えてみましょう。
まずは毎日の「始める時刻」を決めましょう
勉強時間は、学年や部活動、体調によって異なります。
最初から長く設定せず、小学生なら10〜15分、中学生・高校生なら20〜30分程度から始めてもかまいません。
夕食の前、入浴の前など、毎日取り組みやすい時刻を一つ決めると、家庭学習を生活の流れに入れやすくなります。
「1時間勉強しなさい」ではなく、「今日は7時から15分だけ、英語の教科書を見よう」のように、教科・量・終わる時刻を具体的に決めるのがポイントです。
できた日はカレンダーに印を付けると、頑張りが目に見えて、お子さん自身も続けやすくなりますよ。
1週目は、テスト範囲を知り、苦手を一つ見つける週
最初の1週間は、問題をたくさん解くより準備の期間です。
学校からテスト範囲表が出たら、教科書、ワーク、ノートを一緒に確認しましょう。
まだ範囲表が出ていない時は、夏休み明けから学校で進んだ単元を見ておくと安心です。
この週に目指すのは、「数学が苦手」のような大きな言葉を、「計算の符号で間違えやすい」「英単語を覚えにくい」のように小さくすることです。
前回のテストや小テストを見返し、できなかった問題に印を付けるだけでも、何を復習すればよいかが見えてきます。
2週目は、基礎を毎日少しずつ繰り返す週
2週目は、学校のワークや問題集の基本問題を使って、苦手な単元に毎日少しずつ取り組みます。
一度に何ページも進めるより、「数学は例題を一つ」「英語は単語を5個」「国語は漢字を5問」のように、終えられる量に区切りましょう。
わからない問題に長く止まってしまう時は、答えや解説を見て、解き方を確認してから似た問題を一問だけ解きます。
答えを見たことを責める必要はありません。
まずは解き方に触れ、「次は自分でできるかもしれない」と感じられることが、苦手克服の土台になります。
3週目は、テスト形式の問題で「できる」と「まだ不安」を分ける週
3週目には、ワークの一度解いた問題をもう一度解いたり、学校のプリントを時間を決めて解いたりしてみましょう。
テストと同じように全部を一度に解かなくても大丈夫です。
20分だけ数学、15分だけ英語という形でも、問題に取り組む練習になります。
この時に、できた問題と、解説を見ても難しい問題を分けておくと、最後の一週間に何を優先するかがわかります。
保護者さまは採点や間違い探しを急ぐより、「前より解ける問題が増えたね」「どこで止まったのかな」と、取り組み方を一緒に確認してあげてください。
4週目は、新しいことを増やさず、覚え直しと体調管理を大切に
テスト前の一週間は、できなかった問題だけに集中しすぎると気持ちが苦しくなることがあります。
これまでに印を付けた問題、英単語、漢字、用語などを中心に、短い時間で何度も見直しましょう。
解けた問題も繰り返すと、「ここは大丈夫」という安心につながります。
前日は夜遅くまで勉強するより、持ち物をそろえ、早めに寝ることを優先します。
睡眠や食事、朝の準備もテストに向けた大切な準備です。
テストが終わった後は
テスト後は、点数だけで終わらせず、「毎日少しずつ続けられた」「ワークを二回解けた」など、できた行動を振り返ってみてください。
次の家庭学習につながるヒントが見つかるはずです。
保護者さまは「管理役」より、始めやすい環境を作る役に
勉強が進まない姿を見ると、つい「もうテストまで一か月しかないよ」と言いたくなる時もありますよね。
ただ、焦りを強く伝えると、お子さんが勉強そのものを避けたくなる場合もあります。
「今日はどれを10分やってみる?」「始める前に机を片付けようか」と、最初の一歩を小さくする声かけがおすすめです。
家庭で教えるとお互いに気持ちがぶつかってしまう時や、どこから復習すればよいかわからない時は、学校の先生、学習支援、家庭教師などに相談する方法もあります。
一対一であれば、お子さんの理解度や集中できる時間に合わせ、勉強方法や家庭学習の進め方を一緒に整えやすいでしょう。
中間テストは、点数だけを見る機会ではありません。一か月を使って、「自分にできる量を決める」「毎日少しずつ取り組む」「できなかった所を見直す」という方法を試せる時でもあります。
お子さんに合うペースを見つけながら、テスト前を一緒に乗り切っていきましょう。
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